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G1 COLUMN

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「真壁選手に勝って、俺が“スイーツ”の称号をもらう!」「棚橋選手にジェラシーを感じる部分はたくさんある」丸藤正道インタビュー(後編)!

全国各地で激闘が展開している“真夏の最強戦士決定戦”『バディファイト presents G1 CLIMAX 26』。初戦からオカダ選手を下すなど、大車輪の活躍を続けている“方舟の天才”丸藤正道選手に直撃インタビュー!今回は後編をお届け!
※丸藤正道撮影/タイコウクニヨシ

■真壁選手に言いたいのは、「絶対、俺のほうがスイーツ好きだ!」ってこと。

――さて、丸藤さん。“折り返し地点”の第5戦目となる7月31日(日) 岐阜産業会館大会では、真壁刀義選手とシングル初対決を迎えます。丸藤選手は過去にタッグでは対戦されていますよね?

丸藤 そうですね、ノアのリングで。でも、ガッツリとは絡んだこといないので楽しみですよ。まあ、世間に訴えかけるとなれば、この男と試合をして、とにかく印象を残すということだと思うので。ただね、ここで声を大にして言いたいのは「俺のほうがスイーツ好きだ!」っていうね(ニヤリ)。

――あ、そこにも対抗意識を(笑)。

丸藤 いやもう、絶対に俺のほうが好きだから!(キッパリ)。これだけはハッキリ言っておきたいね。だから、たとえ試合で負けても、スイーツなら……、あっ、それじゃダメか(苦笑)。これまでも毎朝起きてすぐ、真壁選手の顔を観るたびに「なんで、俺じゃないんだ?」って思ってましたから。対抗意識とジェラシーが渦巻いていたのはたしかですよ、フフフ。

――ちなみに、ひとつ好きなスイーツを上げるとすると?

丸藤 モンブラン!(即答で)。

――おお、それも真壁選手と一緒ですね(笑)。

丸藤 え~。マジですか! そこもちょっと、納得いかないなあ(笑)。じゃあ、この試合に勝って、俺が“スイーツ”の称号をもらいます!

――“スイーツ丸藤”になりますか(笑)。では、ちょっとマジメな意気込みのほうも……。

丸藤 (さえぎるように)いやいや、コッチはいたってマジメですよ!(笑)。 まあ、なんせ真壁選手も身体がブ厚くて頑丈というイメージがありますけど、闘い方に関しては、シミュレーションできているんでね。(ニヤリ)。

■SANADA選手? 先輩面して言わせてもらえれば「俺と試合をすることで、何かをつかんでもらえたら」と

――準備万全だ、と。続いて8月3日(水)鹿児島アリーナ大会ではSANADA選手と激突しますが、こちらも初対決、初遭遇ですよね?

丸藤 そうですね、タッグでも当たったことないです。

――現在のSANADA選手はロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(以下L・I・J)の一員ですが、どんな印象をお持ちですか?

丸藤 どうなんですかね? 彼もいた場所・いた場所では期待されていた選手だと思うので、いいモノを持っているんでしょうし。でも、彼はまだ、自分のプロレスというものを模索中というか。いまの立ち位置がどういうものなのか、よくは知らないですけど、俺と試合をすることで、何かをつかんでもらえたらうれしいなと思いますね。ちょっと先輩面して言わせてもらえれば。

――この試合は新日本だけじゃなく、プロレス界全体のファンや関係者が注目するカードだと思います。天才肌同士のレスラーが、『G1』でどんな試合を見せてくれるのか、と。

丸藤 ウン。俺も純粋に楽しみですよ。でも、そこで余裕をかまさずに、着実に勝ちをとりにいきたいですね。

■棚橋選手? ケガからの復帰の舞台が今回の『G1』なので、「ちょっと負けられないな」と

――次は8月6日(土)大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)で棚橋弘至選手との一戦が実現します。過去に丸藤選手は棚橋選手と3度闘っていて、今回は約4年ぶりの対戦となりますが、丸藤藤選手から見て、いまの棚橋選手の姿はどう映っていますか?

丸藤 いやもう、完全に日本プロレス界の顔ですし。彼に関しても、非常にジェラシーを感じる部分はたくさんありますね。ただ、ケガからの復帰の舞台が今回の『G1』という部分では、「ちょっと負けられないな」という気持ちはありますよね。

――欠場明けの選手に星を落とすわけにはいかない、と。

丸藤 でもまあ、棚橋選手とは畑は違えど、いままの闘いを通して、「自分と似た感性を持っている」というのは感じているので、過去とはまた一味違った試合ができたらうれしいですね。

■タマ・トンガ選手は、外国人特有のバネを持っていて、ワクワクしたのを覚えている

――その次は8月8日(月)神奈川・横浜文化体育館大会でタマ・トンガ選手と対戦します。こちらもシングルは初対戦になりますね。

丸藤 でも、じつはタッグではやったことあるんですよ。新日本のリングでウチのモハメドヨネと組んで、内藤哲也&タマ・トンガ組と対戦して。

――2012年の9月7日後楽園大会ですね。現在のタマ・トンガはBULLET CLUB入りを果たし、当時よりも飛躍しています。

丸藤 まあ、いまや“世界的”なBULLET CLUBですからね。そのユニットの知名度も魅力的ですよ。タマ選手は一度だけ当たったときに少ししか絡んでないけど、外国人特有のバネを持っていて、ワクワクしたのを覚えていますよ。「ああ、こんなふうに来るのか」とかね。

――いまはペイントを施して不気味な佇まいとなってますね。トリッキーな動きも持ち味というか。

丸藤 へえ、そうなんですね。そこも含めて試合を楽しみながら、しっかりと仕留めたいと思います。

■本人も認めてましたけど、後藤洋央紀選手の“あのロープワーク”に関しては、完全に俺からパクってますよね

――そして8月12日(金)両国国技館大会での最終公式戦は、後藤洋央紀選手と注目の初対決が実現します。

丸藤 ハイ。後藤選手はタッグでもやったことがないんじゃないですかね? ウチの杉浦(貴)と真っ向から抗争していたイメージが強いです。なんでしょう、彼は普段もプロレスもクソ真面目なイメージがあって。ただ、あのロープワークに関しては、完全に俺からパクってますよね(笑)。

――ああ、あの追尾式ラリアットを繰り出すときの動きですね。

丸藤 後藤選手があれを使い始めた頃、どこかで本人と会ったときに「アレ、パクったでしょ?」って聞いたら、苦笑いしながら「ハイッ!」って認めてたんで(笑)。そうだ。じゃあ当日は、“ロープワーク勝負”でもしましょうか?(ニヤリ)。

――そこも注目だ、と。丸藤選手と後藤選手はバックボーンが同じアマレスで、しかも同級生という共通点もあって。

丸藤 でも、アマレス時代は接点はなかったですね。ただ、同級生という部分では、いまのプロレス界を引っ張っているのは俺たちの年代だっていう印象は持ってますよ。そういう人間同士が闘うことで、業界が盛り上がるのであれば、とことんやり合いたいなって思いますね。まあ、今回の『G1』公式戦、スタートがオカダ選手で、最後が後藤選手という部分では、いい相手で始まり、いい相手で終わるんじゃないかな、と。

――CHAOSで始まり、CHAOSで終わるというのも、丸藤選手のパートナーが矢野通選手なので、くしくもというか。

丸藤 ああ、言われてみればそうですね。よくできてますね(笑)。

■闘争心や対抗心、若さやポテンシャル、勢い、いまの中嶋勝彦は俺よりすべての面で上回っている

――では、丸藤選手が対抗のBブロックで注目する選手は?

丸藤 もちろん、(中嶋)勝彦にはがんばってほしいですよ。まあ、矢野さんはどうなるのかわからないけど(笑)。

――ノアのリングでは、矢野さんと「『G1』の決勝で会うのは~、ヤノ・マル・フジ!」というアピールをされていましたけど(笑)。

丸藤 フフフ。あれはたぶん、矢野さんがそう言っておけば自分の店にお客さんが来ると思ったからじゃないですか?(笑)。全部、おカネに繋がるように動いているので、あの人は(笑)。

――ほかにBで気になる選手はいますか?

丸藤 う~ん、コッチのブロックは誰が上がってきても、おかしくないんじゃないですかね? 単純に当たってみたいということでいえば、内藤選手は興味あるし、最近は世界でもモテモテの柴田(勝頼)選手ともやってみたいし。でもまあ、勝彦がどこまでいけるか、そこに一番注目したいですね。

――今回、中嶋選手を初めて観る新日本のファンもいると思うのですが、丸藤選手から見て“レスラー・中嶋勝彦”の凄さというのは?

丸藤 ある意味、俺よりも勝彦のほうが“危険”だぞっていうのは言いたいかな。

――危険、ですか?

丸藤 ウン。それは彼の闘争心や対抗心、若さやポテンシャル、いまの勢い……。言うなれば、俺よりすべての面で上回っていると思うので。試合をされるみなさん、お気をつけください(ニヤリ)。

――中嶋選手といえば、打撃が持ち味ですよね。

丸藤 そうですね。あのハイキックはデカい選手の顔面にも届くし、何より彼はリングに上がると豹変するタイプなので。もし、優勝決定戦で俺と勝彦が当たったら、俺らにとっても、新日本にとっても、ファンにとっても、いままでに目にしたことのない風景が広がると思うと、ちょっと楽しみですね。

――それでは最後に、あらためて『G1』への意気込みやファンへのメッセージをお願いします。

丸藤 今回、新日本のシリーズ参戦は4年ぶりですけど、このあいだに新日本しか知らないファンも増えたと思うので、ぜひ俺と中嶋勝彦の“ノアのプロレス”というものを楽しんでほしいし、また楽しませる自信もあるので。俺にとっては、“すべてはノアのために”なので、『G1』でもしっかり闘い抜きたいと思います。

聞き手/鈴木佑

丸藤正道撮影/タイコウクニヨシ
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