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G1 COLUMN

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「ただの復帰じゃない。俺は“新車”になったんです!」“地元・岐阜”の『G1』初開催にも言及! 棚橋弘至インタビュー(前編)【G126】

いよいよ開幕を迎える“真夏の最強戦士決定戦”『バディファイト presents G1 CLIMAX 26』。今回は、ついに復活となる“前年度覇者”棚橋弘至にいまの心境を直撃インタビュー!

■SANADA選手との初戦は……語彙力の少ない表現になっちゃいますけど、“超重要”です!

――さて、棚橋選手、いよいよ『G1 CLIMAX 26』が開催されますが、今日は公式戦に絞ってドンドン、お話を伺えればと。

棚橋 わかりました! よろしくお願いします。

――まず、7月18日(月・祝)北海きたえーるでの初戦の相手がSANADA選手ですがシングル初対決、そして棚橋選手にとっては大事な“復帰戦”となりますね。

棚橋 ハイ。ただ、もうね。“復帰戦”っていうイメージじゃないです、ボクの中では。デビュー戦というか再デビュー戦というかね。

――あ、そこまでの感じなんですか。

棚橋 ハイ。なぜなら今回、身体を鍛え直したことによって、今までやったことないトレーニングも取り入れたし。よく“オーバーホール”って言葉を使うじゃないですか? 1回、身体を回復させて戻ってくる。でもね、自分の場合は違うんです。ただの復帰じゃない。いまの棚橋弘至は、“新車”になったんですよ(ニヤリ)。

――棚橋弘至が“新車”にモデルチェンジしましたか。

棚橋 ええ。新車に乗り換えたイメージです。新しい棚橋ボディに、魂を入れたというか。しかも新車って買ったら乗り回したいじゃないですか? いまね、早くブンブンしたいんですよ(笑)。だから、初対決のSANADA戦が、『G1』初戦ってのもあるけど、不安要素よりは、ワクワク感が勝ってます。

――なるほど。

棚橋 もちろん、『G1』初戦の重要性はわかってますし。SANADA戦も、「棚橋はシングルでどこまでやれるんだ?」って部分、『G1』全体の期待感を上げるために、コンディションもシッカリ見せないといけない。だからね、この初戦は……ホントに語彙力が少ない表現になっちゃいますけども。“超重要”です!(キッパリ)。

■真壁さんの仕事の忙しさは重々承知してますけど、必ず時間を見つけては道場にいるんですよ

――そして、公式戦2戦目の『G1』初進出となる7月23日(土)町田大会では、真壁刀義選手と対戦します。シングルマッチで闘う機会は『G1』ぐらいですが。

棚橋 ええ。『G1』では結構やってるイメージがありますよね。ただ、真壁さんは、上半期も仕事を一緒にする機会が多かったし、真壁さんの仕事の忙しさは、重々承知してますけど。でもね、そんな中でも必ず時間を見つけては道場にいるんですよ。「あ! シッカリ稽古してるな」って感じで。

――合間合間を見て、シッカリと道場には通っていますか。

棚橋 近い立場という部分では「ボクも負けてられないな!」と。いつもモチベーションをもらってたんですけど、ただ「対戦する」となると、話は別なんでね。

――ただ、この町田は真壁さんの地元といってもいい場所ですからね。

棚橋 ええ。そういうシチュエーションも十分計算に入れて試合しないと。ただ、最近の『G1』の星取りでは自分が先行してるんですけど、この地元っていうのがちょっと恐いですね。

■ファレは、新日本プロレス全体で見たら、もっと「化けて」ほしい選手なんですよ

――公式戦3戦目の7月25日(月)福島・郡山大会では、タマ・トンガ選手と対戦しますが、棚橋さんは「対決するのが楽しみ」とおっしゃってました。

棚橋 ハイ。タマ・トンガ戦、凄く楽しみなんですよ。もともと彼は本隊にいた頃から向上心やハングリー精神が旺盛な選手だったんでね。もう今回も『G1』に対しての準備は万全にしてくるでしょう。

――身体能力は申し分ない、いま勢いもありますし、最近はかなり自信も出てきてると思います。

棚橋 ハイ。それは確実にあると思いますね。タンガ・ロアとのタッグで、今年の4月にはタッグベルトも巻いてますからね。楽しみであると同時に、正直、恐い存在でもありますよ。

――公式戦4戦目の7月28日(木)埼玉・所沢大会では、バッドラック・ファレ選手と対戦しますが、3月の『NEWJAPN CUP』1回戦でファレ選手に敗れてます。

棚橋 ハイ。そのあとの博多スターレーンではリベンジしてるんですけど。その印象が強いかもしれない。……なんかね、ファレはもう1個上にいけるレスラーなんですよ。なんで、試合でももっと上にいきたいですね。というのは、外国人選手で「デカくて恐い」ってのは“希少種”なんですよ。

――かつてのビッグバン・ベイダー選手、スタン・ハンセン選手のような“恐竜パワー”を持つ選手というか。

棚橋 ハイ。なので、新日本プロレス全体で見たら、もっと「化けて」ほしい選手なんですよね。ただ、その「化ける」ってのは、試合中以外には化けられないので。ただ問題なのは、試合中に化けさせたら、コッチが不利になってしまうわけです(笑)。

――たしかにそうですね(笑)。

棚橋 なのでファレには、上に行ってもらいたい気持ちはありますけど、試合に関しては勝ち方にこだわらない。ファレ戦はどんな勝ち方であれ、キッチリと勝ちます!

■「棚橋戦はリミッターを外す」っていう、“後藤あるある”もあるので、要注意です

――そして、公式戦5戦目、棚橋選手のホーム、7月31日(日)岐阜大会では、メインイベントで“混沌の荒武者”後藤洋央紀選手と激突します。

棚橋 ええ。後藤はね……なんか本当に混沌としてますね。むしろ、CHAOS入りして“ほがらか”になってる気もしますね。“荒さ”が欠けてきたんじゃいかなって。しかも、荒武者っていうイメージに対抗しているわけじゃないけど、いまやボクも“剣豪”ですからね。

――10月から、テレビ東京系で放送の『石川五右衛門』で時代劇ドラマに剣豪役で出演しますから(榊元次役)。

棚橋 ええ。荒武者と剣豪は違うとはいえ、いまや俺のほうが、“時代劇感”や“和風感”がありますから(ニヤリ)。

――後藤選手は、今年3月にCHAOSにハマった印象はありますが、まだまだ大人しい感じもありますね。

棚橋 ただ、後藤ってね。「いつ出てくるんだろう? いつ出てくるんだろう?」っていう期待感を、常にファンに抱かせる不思議なレスラーなんで。「そろそろ、来てもいいんじゃないか?」っていうね。

――荒武者・待望論はたしかに長らくありますね。

棚橋 ただ、こういうタイミングで「バッ!」と出てくる可能性もあるので。あと後藤にしてみたら「棚橋戦はリミッターを外す」っていう、“後藤あるある”もある。なので要注意です。

――棚橋選手が相手だと、「リミッターを外しがち」というか。

棚橋 とはいえ今回は、ボクの地元・岐阜の大会であり、なにげに『G1 CLIMAX』って岐阜で初開催なんですよ。

――あ、そうでしたか。

棚橋 ハイ。「『G1』というブランドを、岐阜に持って帰る」って夢が一つ叶ったんです。

――これは後藤選手のことを考えている場合ではなく、シッカリと“棚橋デー”にしないといけない。

棚橋 そうですね。「棚橋が『G1』を岐阜に持ち帰った日」っていうね。国に認定してもらいたくらいなんで。まあ、コレもボクの手柄と言っていいでしょう。フフフ。

■無意識のうちに「石井選手のような試合に引っ張られたい」っていう感じもあるんです

棚橋 そうですね。あの“イシイドリラー”の印象がまだ強いですよね。後楽園ホールでやりました(2013年8月2日)けど。あの技って、あれ以来は一度も解禁してないですからね。

――ホントに一度もやってないんですよね。

棚橋 徹底してますよね。それだけ、棚橋っていうレスラーを、信頼してくれてるってことだと思いますけどね。

――石井選手も、今はCHAOSナンバー2のイメージもついてると思いますが?

棚橋 ハイ。まあ、石井選手との試合は、いつでもどこでもスッゲー楽しみですよ。タイプが真逆だからこそ、石井選手とか柴田さんってゴツゴツした試合するじゃないですか? ボクは彼らとは違う部分に美学があるんですけど、無意識のうちに「そっちの試合に引っ張られたい」っていう感じもあるんですよ。「違う一面が出せる」という意味では。彼らのような「殴って蹴って」が主軸になる試合をね。

――それをやることによって、棚橋選手の新たな色も出てきますよね。

棚橋 ハイ。なので、今回も石井選手と棚橋弘至、二人のスタイルの“相乗効果”に期待してもらいたいですね。

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